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報告

卒業研究テーマに関するイベントの開催報告

2022.11.02

2022年10月7日に、総合政策学科の学生が卒業研究テーマに関するオンラインイベントを開催しました。 イベントを企画・主催した学生に報告レポートを書き綴っていただきましたので、ぜひご覧ください。

オンラインイベント開催報告

はじめまして。総合政策学科4年の秋村安美です。
私は、森川美絵セミナーで「若年女性の婦人科利用促進のための効果的な対策とは」をテーマに卒業研究プロジェクトに取り組んでいます。

昨年から、若年層に向けた取り組みを積極的に行っている上野皮フ科・婦人科クリニック様にお世話になっており、今回、事務長兼ユースクリニックの設立者である西郡様にご協力いただき、2022年10月7日に卒業研究テーマに関するオンラインイベントを開催しました。

女性特有の病気や婦人科に関する情報は学校で詳しく教わる機会が少なく、重い生理痛などの悩みを抱えていたとしても医療機関に頼らずに我慢してしまう学生がたくさんいるのが現状です。近年、婦人科系疾患の発症が若い世代に急増しているため、何か不調を感じた時には婦人科で診てもらうという選択肢を持って欲しいと思っており、婦人科に足を運ぶ学生が増えるきっかけになればと考え、本イベントを企画しました。

同世代の女性が疑問に思っていること、知りたいことの解決を目的に、正しい情報を発信したいという考えから、イベントのゲストとして専門家をお呼びしました。
イベントで使用する婦人科に関する基本的な情報をまとめた資料は、婦人科医を対象に実施した質的調査で得た情報を参考に私が作成し、専門的情報の発信は西郡様にお願いいたしました。

事前に募集した質問を西郡様にご回答頂く形式で進行し、参加いただいた方には「専門家にご回答頂いたことで非常に為になった」という声をいただきました。
また、研究の一環として実施した学内アンケートでは、多くの学生が「どんな症状があれば婦人科を受診すればよいか」明確な判断基準が知りたいと思っていることがわかりましたが、「自分が生活するうえで困っているならば受診すべき」という専門家からのご回答が、婦人科利用のハードルを下げてくれたと感じます。

女性特有の悩みがあったときにどのような行動を取れば良いか迷ってしまう学生が多いのではないかと思います。今回のイベントで正しい情報や専門家からの意見を得たことで、彼女たちの不安を取り除き、必要なときに必要な行動をとれるきっかけになれば嬉しく思います。


(総合政策学科4年 秋村 安美)

インタビューの様子
診察室

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