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報告

卒業行事準備委員会レポート

2021.03.18

卒業行事準備委員会レポート

 3月17日の卒業式にて総合政策学科は卒業1期生を輩出いたしました。卒業を迎えるにあたり、先輩がおらず卒業準備に向けての指針が何もない中、総合政策学科に関わる教職員にて相談の上、千駄ヶ谷キャンパス事務室より4年生に向けて、卒業行事準備をするための委員会発足を呼びかけることとなりました。
 事務室からの呼びかけはあくまで学生が集まるきっかけ作りで、委員会では、卒業アルバムの作成をどうするか、卒業式後の謝恩会(祝賀会)の実施(※新型コロナウイルスによる影響で、学生が中止の決断)についてどうするかなど、全て委員が1から取りまとめて決定し、手作りの素敵な卒業アルバムを完成させました。この活動は、後輩の皆さんにとっても、来年度以降の卒業行事準備の礎となるものであったと思います。
 委員会の中心を担った二人の学生に、レポートを書き綴っていただきましたので、是非読んでみてください。

委員長の羽田さん(左)とアルバム作成の中心を担った吉野さん(右)

卒業行事準備委員長としての苦労

 去年の6月頃、千駄ヶ谷キャンパス事務室より来たメールから私の卒業行事準備委員(委員長)としての活動が始まった。嬉しかったこと、楽しかったこともあったが、大変なことがとても多い活動となった。私は、委員募集のメールがきてすぐに、大学最後の思い出になればと思い応募した。他にも応募する人がいると思っており、どのようにみんなと活動を進めていこうか考えながら過ごしていた。そのため、私しか応募者がいないと聞いた時にはどうすればいいのか分からずとても戸惑った。しかし、友達の中にやってもいいと言ってくれた子が1人出てきてくれたことで、活動を前に進め初めていくことができた。

 活動が始まり、段々と方向性や今後のプランができていった。そして、学年全体にどのような卒業行事を行なっていくかについてのアンケートを行っていくことになった。しかしこの頃になって、もう一人の子が委員を辞退してしまった。急なことに頭の整理がつかず、焦りを感じた。引き受けた仕事を途中で投げ出すことはできないという思いと、一人ではやっていけないという思いがあったが、やはり途中で投げ出したくないという思いと、最初に応募したときに思った最後の思い出にしたいと言う考えから、委員を続けていくことにした。

 9月頃から新たな委員を募集し始めた。今後の活動のことも考え、各ゼミから一人ずつ出してもらうことにした。募集を行ってすぐに手を挙げてくれたゼミもある中、いくつかのゼミからはすぐに協力を得ることができなかった。しかし、色んな人に協力をお願いし、8人の委員を集めることができた。

 これらの困難と同等かそれ以上に大変だったことがある。それは、新型コロナウイルスによる影響である。今までと異なり、委員同士が会うこと、それどころか大学に行くこと自体が難しかったが、卒業準備を進めていかなければならなかった。しかしこのような中で、頼りない委員長である私を支えてくれた卒業準備委員の皆さん、困っている際にアドバイスなどをくださった千駄ヶ谷キャンパス事務室の方々には感謝してもしきれない。大学入学当時思い描いていたような華やかな卒業とはならなかったが、今できる精一杯の良い卒業を迎えることができたと感じている。何年経っても思い出に残る卒業となっていると嬉しい。

(卒業行事準備委員長 羽田彩乃)

卒業アルバム制作の裏側

 一から自分達で作る卒業アルバム。振り返ってみると多くの関門があり、頭を抱える日々でしたが何とか卒業式前に配布を完了できたのは、卒業準備委員の皆さんのおかげです。この場を借りてお礼を申し上げます。

 12月の初旬ごろから卒業アルバムの作成は始まりました。今回はフォトブックの業者を利用し、自分達でレイアウトも考えることを決めていたので、卒業アルバム完成への道のりは、まず目次を作成し、それに沿って写真を集めるところから始まりました。そして、早速ここで一つ目の関門です。学年次によって写真の枚数にムラがあり、どのページも均等に見応えのあるものにするのが難しいことがわかったのです。特にコロナ禍以降、キャンパスに集まることもままならなかった為、最近の写真が少なく総合政策学部1期生のLINEグループ上で写真の募集をし、やっとページを作るのに十分な写真を集めることができました。全員の距離が近い学部だからこそ集まった写真であり、まさに「総合政策学部」らしい出来事だと思います。千駄ヶ谷キャンパス事務室の方々が行事ごとに撮影してくださっていた素敵な写真も加え、目次分のページレイアウトが出来上がったのが1月下旬ごろでした。

 次に取りかかったのが第二の関門、代金の集金と卒業アルバム配布のための準備です。集金及び配布は非対面・非接触で行う必要があったためオンライン上での送金と業者から直接学生の自宅へと送る方法を採用しました。口座情報や住所など多くの個人情報を取り扱うことになるので、情報の保護を第一に置きながらどれだけ効率的な手順で進められるかを考えることに苦心した覚えがあります。

 アルバムの仮注文を行い、届いた現物を見て中身と表紙の色を修正したところで遂に卒業アルバムが完成し、注文を始められる体制が整いました。表紙の色はあらかじめ業者が指定している色からの選択となるため、総合政策学部のロゴマークの青に合う表紙の色を探すのが難しかったです。こだわったポイントなので卒業アルバムを手にしている方には、色合いの点からも卒業アルバムを見ていただけると嬉しいです!

 実際には2月の中旬から注文を始めました。これが最後にして最大の関門だったと思います。集金及び注文はゼミ単位で行い、それぞれのゼミごとに作業を委員で分担したのですが、委員に直接会って説明できない分、わかりにくい説明になってしまったり、早めに注文に取り掛かって欲しいという思いをなかなか伝えることができず、予定よりも遅れた注文完了となってしまいました。学生間でも卒業アルバムが手元に届く時期にかなりの差が出てしまう結果となったため反省点の多く残る部分です。

 小中高では卒業アルバム受け取る側だった私達が、大学生では卒業アルバムを届ける側となり、多くの課題を乗り越えて完成に漕ぎ着けました。4年間での思い出はアルバムに載せ切れないほどありますが、「大学生活が恋しくなった時、どんな写真が卒アルに載っていたら嬉しいだろうか」ということを念頭において私達は作成を行いました。卒業アルバムを購入してくださった皆さんも同じように大学生活のことを思い出した時には、アルバムを開いてこの4年間に思いを馳せていただければ幸いです。

(卒業行事準備委員 卒業アルバム担当 吉野まゆの)

卒業式、準備委員会メンバーにて

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