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「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」への参加

2019.09.17

8月24日、津田塾大学梅五輪プロジェクト「浴衣ストリート」は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 1年前を記念した渋谷区文化プログラム「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」に参加しました。渋谷区内の10大学の学生をはじめ、年齢・性別・国籍・障がいの有無を問わず、様々な人々が国連大学に集まり、違いを超えて誰もが楽しむことができるイベントを作り上げました。津田塾大学からは、8名が浴衣着用で参加しました。

私たち梅五輪プロジェクトの「浴衣ストリート」のスローガンは「東京五輪は浴衣で観戦!」です。来年に控える東京2020オリンピック・パラリンピックを、年齢・性別・国籍・障がいの有無を超えた様々な方に、是非浴衣姿で日本文化を体験しながら観戦していただきたいと考えております。そのため、今回のイベントへの参加は本番に向けて準備する上で学びとなる大変良い機会となりました。

イベント当日に向けて、月に1回大学連携ミーティングにて行われるNPO法人 MERRY PROJECTとの話し合いを通して、試行錯誤しながら企画内容や集客方法などの準備を進めてきました。今年は子供から大人まで、海外の方や障がいを持った方を含め、約30人の方に足を運んで頂き、昨年よりも多くの方々に浴衣を楽しんで頂くことができました。JICAやUNAFEI(国連アジア極東犯罪防止研修所)で来日されたアフリカの方々とも英語で浴衣について説明したりしながらコミュニケーションをとる機会を得ることが出来ました。

当日ブースにて展示した浴
JICAで来日されたアフリカの方々との集合写真

また、より幅広い方々に浴衣を楽しんで頂くことを通して、今年新たに見つかった課題もあります。まず、受付システムをより万全にしなくてはなりません。来年は各地から沢山の方々に足を運んで頂きたいと考えております。受付システムをマニュアル化し、スムーズな対応を可能にしたいと思います。また、外国の方々向けの身長・身幅ともに大きなサイズや、男性用の浴衣・帯、子供用など様々な方に浴衣を楽しんで頂くために、現在よりも幅広い種類の浴衣を集めようと考えています。さらに、今回は車椅子の方や障がいのある方々への着付けをNPO法人 絆プロジェクトにご協力頂きました。来年に向け、着付けができる学生を増やすと共に、車椅子の方や障がいのある方々にも浴衣楽しんで頂く方法を考えていきたいと思います。

この度「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」に参加したことは、来年に向けた準備のための良い機会であったことはもちろん、様々な方々と交流し、インクルージョン・ダイバーシティを肌で実感できる良い機会となりました。来年もより多くの方々に浴衣を楽しんで頂けるよう、このイベントでの良い点・反省点を踏まえてこれからも準備を進めていきます。

津田塾大学梅五輪プロジェクト「浴衣ストリート」
リーダー:総合政策学部2年 工藤桂菜 副リーダー:総合政策学部2年 瀧井日奈子

NPO法人 絆プロジェクトの方々とアフリカから来日された方々との集合写真

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